ETCシステムによるタクシープールの運用で、客待ち待機列を解消します
ETCシステムは、隔地タクシープールおよび乗り場にETCのアンテナを設置します。
ETCシステムは、高速道路などと同様に通過時間などの履歴が取得できるため、事前登録制にすることで、乗り場利用の構内権を所持していない等の不正車両を特定することもできます。
また、ETC車載器の装着率が9割を超えるため、車両側の初期費用もほとんど必要になりません。
導入事例としては、東京都銀座タクシープールの実証実験が挙げられます。この実験は、平成20年および平成22年度の2度に渡って実験を行いましたが、上図の写真のように、客待ちタクシーによる交通渋滞を解消することができました
ETCシステムによるタクシープール運用システムの特徴
ETCシステムには、次のような「メリット」があります。
- ネットワークカメラ方式との連携など、様々なシステムとの併用が可能であり、安定した運用が可能です。
- 構内権を持たない車両などの不正防止が可能です。
- 会社またはドライバーごとに課金可能であるため、ETC側に違反金を課金することが可能です。
- 隔地タクシープールが複数ある場合も、運用することが可能です。
- タクシーのETC車載器装着率が非常に高く、車両側の初期投資がほとんど不要です。
ETCによる客待ちタクシー対策の概要
- ETCによる客待ちタクシー対策の概要は、下記の通りです。
- 利用する車両のETC車載器管理番号を事前登録する。
- タクシープールの出入口に「ETCアンテナ」を設置する(下図①)。
- タクシープールの出口に、信号灯などの出車タイミングを示す機器を設置する。
- タクシー乗り場に「ETCのアンテナ」を設置する(下図②と③)。
- タクシー乗り場を設置する際は、その都度このタクシープールを経由することを必須とする。
- 駅前にタクシープールがある場合には、機器を設置する必要はありません(レイアウト等によっては、センサー等を設置することもあります)。
※ 赤枠内をクリックすると、別窓で画像が表示されます。
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